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06月16日-03号

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  1. 舞鶴市議会 1999-06-16
    06月16日-03号


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    平成11年  6月 定例会       ------------------------------           平成11年舞鶴市議会6月定例会会議録(3)             平成11年6月16日(水曜日)       ------------------------------◯出席議員(31人)     浅野良一君    飯田史朗君    池田正義君     上羽和幸君    梅原正昭君    奥田保弘君     尾崎裕史君    岸田 裕君    久下 修君     近藤一真君    桜井 裕君    佐藤紀夫君     志賀道郎君    高田堅一君    高田良昭君     高橋秀策君    竹原 健君    田中輝昭君     鳥居文子君    内藤喜兵衛君   中島則明君     林 三弘君    布川京なみ君   藤井 満君     藤田正一君    松尾二三雄君   森田範男君     森本良一君    山本公彦君    米田利平君     和佐谷 寛君◯欠席議員(1人)     水嶋 昇君◯説明のため出席した者の職氏名     市長       江守光起    助役       瀬野義信     助役       高野繁一    収入役      室 一雄     企画管理部長   馬場俊一    総務部長     本田安志     民生部長     藤井好雄    保健福祉部長   岡本成一     経済部長     迫田安彦    土木建築部長   越後卓省     下水道部長    坂本紀生    水道部長     尾崎 寀     市民病院事務局長 牧野博行    消防長      麻尾 肇     教育委員会委員長 齋藤 忠    教育長      小林舜治     教育総務部長   南部照一    社会教育部長   大島冨二男     選挙管理委員会     委員       白石 明    公平委員会委員長 片又良二     監査委員     桜井義昭◯事務局職員出席者     事務局長     小森義弘    総務課長     長岡照夫     総務課主幹     兼議事係長    山本和人    庶務係長     笹原英昭     調査係長     西村龍二    議事係主査    西村 卓     庶務係主査    小河安記枝       ------------------------------               議事日程(第3号)                            平成11年6月16日(水)                            午前10時00分開議第1 一般質問第2 第49号議案から第69号議案       ------------------------------      午前10時02分 開議 ○議長(森田範男君) ただいまから、本日の会議を開きます。 欠席議員の報告をいたします。 水嶋 昇君は欠席する旨、届け出がありましたので、報告をいたしておきます。       ------------------------------ △日程第1 一般質問 ○議長(森田範男君) 日程に入ります。日程第1、昨日に引き続き、一般質問を行います。 通告により、高橋秀策君に発言を許します。高橋秀策君。     〔高橋秀策君登壇〕(拍手) ◆(高橋秀策君) 皆さん、おはようございます。 昨日に引き続いて、一般質問をさせていただきます。 まず、トップバッターを切らしていただくこと、本当にありがとうございます。昨日の議員さんと重複する点もありますけれども、簡潔、明瞭に質問させていただきますので、理事者の皆さん、どうかよろしくお願いをいたします。 まず初めに、道路整備についてお伺いをいたします。 昨年12月25日、建設省が緊急経済対策の一環として発表した福知山から舞鶴西インターチェンジ間、約22キロの4車線化、また、綾部ジャンクションのフル化、そして小浜、敦賀間の38キロの施工命令を発表されました。 これにより、海を生かした交流のまちづくりを目指す本市にとり、京阪神地域から舞鶴を通り、敦賀そして名神高速道路北陸自動車道と結ぶ高速ネットワークが整備されることにより、安全性の向上、舞鶴湾と阪神地域を結ぶ物流の効率化、経済活動の活性化が大いに期待されます。 そこで、近畿自動車道整備についてその後の状況、取り組みについてお尋ねをします。 また、京都縦貫自動車道舞鶴大江宮津間の建設工事も、3月から全工区で始まりましたが、丹波綾部間も含めた現在の状況、その後の取り組みについてもお尋ねします。 次に、近畿圏唯一の日本海における国際貿易港である舞鶴港、高速道路の整備に伴い港の取り扱い量も大きく増大することが期待をされ、世界に開かれた海洋文化都市舞鶴として、本格的な外貿コンテナターミナル和田埠頭の整備が順調に進んでいる中、臨港道路整備促進は欠かすことのできないものであります。 そこで、現在の状況と、今後の見通しについてお尋ねをします。 次に、福祉行政についてお伺いをします。 来年4月1日から始まる介護保険についてでありますが、広報「まいづる」、自治会の回覧等で「介護保険の疑問にお答えします。市内27カ所で説明会。5月27日から6月4日、午後7時から8時半」とあり、私も、5月31日、社会福祉会館での説明会に参加をさせていただきました。 本市、国の現状から、介護保険の必要性、制度の仕組みを一生懸命説明をされ、そして、質問などに答えられておりました。常々、市長は「市民の目線で」と言われておりますことの一つかと大変評価をさせていただきます。 そこで、2点質問をいたします。 1点目、介護サービス見込み量について。 現在、介護保険制度の導入に向けて、種々諸準備が進められておりますが、市民の一番の関心事は、何といっても、「保険あって介護なし」とならないかという介護サービスの見込みであります。要介護者がどれぐらいの数になり、その要介護者全員が受けられるサービス、供給量が整備できるのか。 また、現在のサービス水準より高くなるのか、その現段階における見込みについてお尋ねします。 2点目に保険料について、保険料の額については正式には、来年に入ってからになるのではないかと思いますが、できるだけ早い時期にその目安的なものを示すと言われていましたが、それはいつごろになるのかお尋ねします。 次に、痴呆性老人の対応について。 昨今、痴呆性老人の増加に伴って、その徘徊などが大きな問題になっていますが、徘徊に対する探索機器はあるのか。あるとすれば、そのような機器を市として貸与したり、購入に対して助成するといったことは考えていないのかお尋ねをします。 次に、JR電化・高速化についてお伺いします。 いよいよ本年秋、舞鶴線電化・高速化が実現します。江守市長就任以来、市政の最重要課題と位置づけ、利用促進イベント列車、鉄道に乗る日、利用促進標語等を行い、また、さまざまな要望活動を通し、この事業はなし得たものと思っております。 そこで、気がかりなのは、平成8年3月16日のダイヤ改正でございます。改正前は、舞鶴京都間の優等列車は、日に14本、現在は4本であります。電化になれば、利便性は大変向上しますが、優等列車の確保が気になります。JRに要望活動する中で、感触として非常に厳しいと思いますし、また、ダイヤ改正前の優等列車は他地域に直通しており、改正前、同様というのは大変難しいと思いますが、一番気になるところでございます。 そこで、優等列車確保の見通しについてお尋ねをします。 また、開通記念イベントを行われますが、今後の利用促進につながるような内容が必要ではないかと思いますが、どのような内容で行われるのかお尋ねします。 次に、小浜線電化についてでありますが、3月末にJR西日本金沢支社長JR小浜線電化について、今後、関係者と具体的な調整、整理を本格的に行っていき、舞鶴線電化に引き続き工事が進められるように取り組みたい旨の表明をされましたが、小浜線電化は舞鶴線の利用促進にも役立つものであると思います。ついては、今後の見通しと本市の考え方をお尋ねします。 次に、西駅交流センターについてでありますが、舞鶴線電化事業とあわせて進められている西駅交流センターは、多くの人々が交流し、まちづくりの拠点となるものであり、人々の利便性を図るサービスが必要と考えますが、その観点から行政サービスコーナーの内容及び貸館の運営方法などについてお尋ねします。 次に、市役所周辺整備についてお尋ねをします。 昨年12月、商工観光センターの完成とともに、商工会議所が移転をされました。旧商工会議所について、市としてどう対応していくのかお尋ねをいたします。 また、赤れんがの魅力を全国に情報発信をし、赤れんがの保存活用を目指している本市にとって、れんが倉庫群を含めた総合的な整備を、駐車場のことも考えながら、周辺整備をどのように考えているのか、お尋ねをします。 次に、下水道整備についてお伺いします。 平成8年、すべての市民の皆さんが快適な環境で暮らせるよう、全市域の水洗化を目指し、公共下水道農業集落排水など5つの手法による水洗化総合計画を策定され、衛生的でさわやかな暮らし、また、川、海の水質浄化と、私たちの生活改善に大変喜んでおります。総合計画により、新たに取り組んだ地区、整備できた戸数並びに人口、今後の取り組みについてお尋ねをします。 また、中舞鶴地区は、平成9年6月から供用開始になり大変快適になり喜んでおりますが、下水道整備により川、海の水質が改善されると聞いております。例えば、榎川そして舞鶴湾の水質はどのように変化をしたのかお尋ねします。 次に、白糸中学校グランドについてでありますが、JRの鉄道高架化により生じたグランド南側の用地についてでありますが、学校行事、クラブ活動等に広く利用できればと思います。JR用地の購入はされたのかどうか。購入されたのであれば、すみやかに学校用地として利用すべきと考えますが、どのようになっているのかお尋ねします。 次に、榎川の整備についてでありますが、昨年の台風では増水による冠水などの被害もあり、改修を望むところであります。明治の遺産としての石積み、また、桜並木は大変貴重であります。 そこで、寺川でされているような住民の声を聞き、ワークショップ方式などで整備ができないかお尋ねをします。 最後に、有害鳥獣についてでありますが、中地区においても、山のふもとの畑などでイノシシが出没し、大変困っております。駆除・防除についてお尋ねをいたします。 御静聴ありがとうございました。1回目の質問を終わらせていただきます。 ○議長(森田範男君) 高野助役。     〔助役 高野繁一君登壇〕 ◎助役(高野繁一君) おはようございます。 高橋議員の御質問のうち、1番の道路整備について、5番の下水道整備について、6番のその他についてお答えをいたします。 初めに、道路整備についてでありますが、高速道路整備促進につきましは、国、京都府、道路公団はもとより多くの関係者の方々の、とりわけ市議会の御支援に対しまして深く感謝を申し上げます。 お尋ねの近畿自動車道敦賀線の進捗状況でありますが、舞鶴東インターと小浜市の岡津暫定インター間が、平成14年度中の開通を目指し工事が進められ、まもなく(仮称)黒部トンネルの掘削工事も開始されると伺っております。岡津暫定インターから小浜インター間についても、現在、測量や土質調査が行われ、さらに、小浜インターから敦賀ジャンクション間につきましても、事業説明が開始されております。 また、福知山インターから舞鶴西インター間の4車線化及び綾部ジャンクションのフル化につきましては、今年3月から橋りょう工事を中心に一部で工事が開始をされております。 次に、京都縦貫自動車道につきましては、綾部宮津道路のうち、舞鶴大江インターから宮津インター間については、平成14年度内の完成を目指し、現在、工事が進められております。 また、丹波綾部道路では近畿自動車道の4車線化に伴い、綾部ジャンクションから国道27号との接続部分となる綾部東インターまで2.6キロを重点的に進められ、今年度から工事に着手される予定と伺っております。綾部東インターから和知インター間については、平成9年度から工事が開始されており、さらに、和知インターから丹波インター間につきましては、調査・設計を行っていただいております。 市といたしましては、本市の発展に欠くことのできないこれら高速道路網の整備につきまして、引き続き、早期完成を要望してまいりたいと考えております。市議会におかれましては、今後ともの御支援を賜りますよう、よろしくお願いを申し上げます。 次に、臨港道路についてのお尋ねでありますが、現在、国及び京都府において施工していただいております(仮称)和田埠頭の工事が順調に進められており、これに連絡する臨港道路の整備が急がれる状況となっております。お尋ねの臨港道路和田下福井線の進捗状況につきましては、当該道路の早期整備の重要性を地元の方々に御理解いただき、一部地域では対策委員会を組織していただいております。その中で用地買収の早期合意に向けての鋭意交渉が進められており、その結果、現在では一部の買収が完了いたしております。 市といたしましても、臨港道路の1日も早い完成に向けて、今後とも国・京都府とともに積極的に取り組んでまいりたいと考えております。 次に、水洗化総合計画についてでありますが、平成8年3月に計画策定して以来、仰せのとおり公共用水域の水質保全と、生活環境改善のため、5つの手法で全市水洗化に向け、積極的に事業を進めてまいりました。新たに取り組んだ地区につきましては、まず、公共下水道では、東市街地で田中、京月、余部上・下など、西市街地で引土、伊佐津、下福井などを主に整備し、平成9年6月には、中地区を供用開始することができました。特定環境保全公共下水道につきましては、神崎地区及び三浜・小橋地区におきまして、現在、着工に向け、準備を進めております。 農業集落排水事業につきましては、大丹生、瀬崎地区で供用開始したほか、新たに久田美、平、赤野、池内地区で事業に着手をいたしました。 漁業集落排水事業につきましては、田井地区で供用開始を行い、千歳地区では早期供用開始に向け、整備を進めております。 また、合併浄化槽により整備を進めることとしている地域のほか、今後、当面水洗化が見込めない地域につきましては、合併浄化槽設置補助制度を御利用いただき、水洗化を促進しているところであります。 これら5つの事業により、3カ年で、戸数で約5,200戸、人口で1万200人の整備ができ、平成10年度末における全市水洗化普及率は、約55%となりました。 今後の取り組みにつきましては、下水道事業は長期にわたり多額の経費を要する事業でありますが、早期に全市水洗化が達成できるよう努めてまいりたいと考えております。 次に、榎川の水質につきましては、下水道の供用開始前の平成8年度における汚濁の指標でありますBOD値は7.3㎎/リットルであったものが、平成10年度には3.7㎎/リットルとほぼ半減し、改善が図られております。また、舞鶴港の水質につきましても、平成6年ころより改善の兆しが見られ、水洗化事業の推進と市民の石けんの使用等、水質浄化の取り組みの成果ではないかと考えております。 次に、白糸中学校グランドについてのお尋ねでありますが、鉄道高架事業により生じた白糸中学校グランドに隣接するJR用地につきましては、平成11年2月にJR西日本と舞鶴市土地開発公社において購入契約がなされたところであります。今後につきましては、できるだけ早く学校用地として整備を行ってまいりたいと考えております。 次に、榎川の整備についてでありますが、現在、昨年の台風7号で溢水により床下浸水を生じた箇所を中心に、その解消のため調査検討を行っているところであり、防災に配慮した整備が必要と考えております。榎川は、明治30年代に舞鶴鎮守府設置時に、中舞鶴市街地建設のため掘割水路として付け替えられた河川であり、当時の技術をしのばせる護岸や底部の湾曲した石張り等が残っております。こうした歴史的遺産を保存しつつ、仰せのように地域の皆様の御意見をお聞きする中で、どのような整備が可能か、今後、検討してまいりたいと考えております。 次に、有害鳥獣についてのお尋ねでありますが、近年、周辺地域においてサル、イノシシ等の有害鳥獣による農作物被害が増加し、市としても憂慮しているところであります。これに対応するため、鳥獣防除のための電気柵の設置、また、捕獲檻設置等の駆除対策に対しまして、一定要件のもと、市として支援措置を講じているところであります。 今後とも、地元の皆様をはじめ、関係者と協議をしながら、実態に応じた支援に努めてまいりたいと考えております。 ○議長(森田範男君) 瀬野助役。     〔助役 瀬野義信君登壇〕 ◎助役(瀬野義信君) おはようございます。 高橋議員の御質問のうち、残りました2番目の福祉行政について、3番目のJRの電化・高速化について、4番目の市役所周辺整備についてお答えいたします。 まず、本市の要援護高齢者数についてでありますが、昨年度実施いたしました要援護高齢者実態調査に基づき分析しました結果、施設入所の要援護高齢者数515人、在宅における要援護高齢者数1,974人、合わせまして2,489人と推計され、本市の平成12年における65歳以上の高齢者の推計人口に占める割合は約12.6%となります。国における平均的な率は約12%弱と言われており、本市は若干高い数字となっております。 サービスの供給量の整備につきましては、現在、現行の市老人保健福祉計画の目標達成を最重要課題として位置づけ、現在、最大限の努力を行っているところであります。幸いにも、関係各位の御協力、御支援のもと、計画目標量達成に一定のめどが立ってまいりましたが、高齢化率が計画数値を上回って推移するなど、今後、高齢者のますますの増加が予想されますことなどから、現在、基盤整備の推進と合わせまして、市老人保健福祉計画の見直しや介護保険事業計画の策定に取り組んでいるところであります。 また、介護保険制度は、民間企業やボランティア団体などの多様な事業主体の参入が認められており、今後、その参入も予想されますことから、現在のサービス水準より高い水準のサービスが提供できるのではないかと考えております。 次に、介護保険料の額の算定についてでありますが、正式な額の算定は仰せのように介護報酬が決まります来年に入ってからになりますが、国において8月ごろに一定平均的な仮の単価を示すとも伺っておりますので、何とかその段階で目安的なものをお示しができるのではないかと考えております。 次に、痴呆性老人の対応についてのお尋ねでありますが、今後、高齢社会の進展を見る中にあって、痴呆症の高齢者もますます増加していくと予想されているところであります。特に徘徊症状のあります痴呆性老人につきましては、介護される御家族の皆さんにとりましても、常時の見守りが必要など多大な負担を強いられ、また、御本人にとりましても徘徊等による行方不明や交通事故等の発生が危惧されております。 このような痴呆性老人対策の1つといたしまして、本市におきましては、徘徊する老人の早期発見、安全確保を目的として、本年2月、舞鶴東警察署をはじめ市内37団体が結束し、「はいかい老人等SOSネットワークシステム」を発足したところであります。お尋ねの痴呆性老人の所在を明らかにする徘徊探査機器につきましては、来年度から始まります介護保険制度において、福祉用具貸付サービスの中に、痴呆性老人徘徊感知機器が貸与品目として位置づけられておりますことから、今後、この制度の中で対応してまいりたいと考えております。 次に、JR舞鶴線電化に伴う舞鶴京都間の優等列車の見通しについてのお尋ねでありますが、市といたしましては、電化の実現を新たな契機といたしまして、京阪神地域との交流を一層促進し、地域の活性化を図るため、優等列車の確保について、市議会の皆様とともにJR西日本並びに京都府へ再三にわたり強くお願いしてまいったところであります。 現在、JR西日本において、鉄道利用者の状況等を参考にしながら、ダイヤの検討がなされていると伺っております。利用者が減少傾向にある中、厳しい状況ではありますが、市といたしましては、今後とも京阪地域と直結した優等列車が確保され、利用促進にもつながる便利なダイヤ編成になるよう、引き続き強く要望してまいりたいと考えております。 次に、記念イベントについてのお尋ねでありますが、舞鶴線の電化開業並びに西駅交流センターのオープンを記念いたしまして、記念式典及び記念事業の実施を予定いたしております。この具体的な内容につきましては、舞鶴線の利用促進につながるようなものも含めまして、引き続き、京都府並びにJR西日本と協議し、できるだけ早く決めてまいりたいと考えております。 次に、小浜線電化についてでありますが、小浜線の電化は本市を含め、若狭湾沿岸地域の一帯的な発展に資するものであり、ひいては舞鶴線の利用促進にもつながるものと存じております。このため、従来より福井県側の自治体とともに取り組みを進めてまいったところであります。今後とも、京都府と緊密に連携を図り、小浜線電化の実現に向けて努力してまいりたいと考えております。 次に、西駅交流センターについてのお尋ねでありますが、本センターは交流を通じて西地区のまちづくりの拠点となるよう整備を進めており、本年秋のオープンを予定いたしているところであります。 お尋ねの本センターの運営等につきましては、市民の皆様のより身近なところで、サービスの提供ができるように行政サービスコーナーにおきまして、住民票、戸籍謄抄本印鑑証明書の発行業務や観光案内等を行う予定といたしております。 また、市内外の多くの人々の交流の場となる施設でありますことから、会議室等につきましては、年末、年始を除いて無休で利用していただけるようにするなど、本センターの目的にふさわしいサービスが提供できるようにしたいと考えております。 次に、市役所周辺の整備についてでありますが、まず、昨年の12月末まで舞鶴商工会議所として利用されておりました建物につきましては、市はその用地のみを所有しており、建物自体は商工会議所の所有となっております。この建物の今後につきましては、所有者の商工会議所からは特段伺っておりませんので、御理解賜りたいと存じます。 また、赤れんが倉庫を含めた市役所周辺の整備についてでありますが、当地域は波静かな舞鶴湾を生かしながら、赤れんがという貴重な歴史的資産を利活用できる絶好の立地条件にあると考えております。しかしながら、長引く景気の低迷によりまして、民間活力の導入が困難な状況にあり、また、一体的な周辺整備を行うためには、財政的な問題など多くの課題もありますので、今後ともよく検討してまいりたいと考えております。 ○議長(森田範男君) 高橋秀策君。     〔高橋秀策君 発言席から発言〕 ◆(高橋秀策君) 懇切丁寧にありがとうございました。今後ともまたよろしくお願いをいたします。失礼します。(拍手) ○議長(森田範男君) 次に、桜井 裕君に発言を許します。     〔桜井 裕君登壇〕(拍手) ◆(桜井裕君) おはようございます。 本日の2番バッターということで、非常に難しい位置に立たされておりますので、技術的に甚だ未熟でございますが、よろしくお願いいたします。 JR舞鶴線電化・高速化の今秋開業に向け、急ピッチに進められていた西駅舎もようやく全容をあらわし始めました。コミュニティー施設を合わせ持った総ガラス張りの建造物は、舞鶴の核となるにふさわしく末永く市民に活用されることと思います。大変厳しい経済情勢の中、積極的にこの事業を推進してこられた江守市長をはじめ、市理事者に心よりの賛辞を贈り、質問に入らせていただきます。明快なる御答弁をお願いします。一般質問も2日目となり、先に登壇された議員諸兄の発言と重複する部分もあるかと思いますが、お許しをいただきたいと思います。 質問の1は、開かれた市政についてであります。 情報公開が進められ、市民と行政の間が近づくのは大変すばらしいことと思います。特に、江守市長は、市民の目線に立って考えることを非常に重視され、わかりやすさと親しみやすさを表現するために、時々舞鶴弁をお使いになります。巧まずして出てくる方言が、江守人気の秘密であろうとかと思います。行政から発信される情報もわかりやすさ、親しみやすさが最重要課題であると考えます。 さて、先月末、私は、行政と地域が共催した介護保険制度説明会に出席いたしました。高齢者を家族に持つ30代、40代の女性が多く、その関心の高さに改めて驚いた次第であります。その際、市の女性職員が大変力を込めて、難解な制度を説明してくれました。説明会のために講習を何回となく繰り返されたとか、第1線の職員の皆さん方の御苦労に心から拍手を送りたいと思います。 ところで、説明会終了後、参加者に尋ねてみましたが、「言葉が難しくて」という答えでした。お役所言葉や専門用語に慣れるまで大変なようで、カタカナ用語も日常的に使用している人であれば問題はありませんが、一般市民となると難しい場合があるようです。大変御苦労な問題とは思いますが、役所言葉の解消に向けて方策を考えるべきと思います。また、市民向けの文書についても同様に再点検すべきと思います。理事者のお考えをお伺いします。 質問の2は、介護保険制度についてであります。 1番目に施設サービスについてお伺いします。 介護保険法では、特別養護老人ホーム、老人保健施設、療養型病床群、老人性痴呆性疾患療養病棟、介護力強化病院等が必要とされておりますが、先日の説明会においても、参加の多くの男性からこの問題に質問が集中いたしました。保険料設定の際の重要な部分になると思われますが、平成12年4月制度開始時に適正な施設数が充足されるのか、お尋ねいたします。 2番目に、在宅サービスについてお伺い致します。 この項には非常に多くのサービスが組まれております。また、自治体独自のサービスも考えられます。説明会においても女性側から多くの質問がありました。特に要介護者が自宅で療養したいと希望する場合も多く、また過疎地の数世代世帯では家族介護をする場合の保険給付など、在宅サービスの充実を望む声もたくさんありました。この件はまだ、国会で審議中でもありますが、そこでお伺いします。 在宅サービスのホームヘルパー、デイケア、デイサービス、ショートステイ、痴呆性老人の生活介護、有料老人ホームでの介護サービス等、施設、人員等は制度開始までに充足されますか。 さらに、舞鶴市独自のサービスについても理事者のお考えをお伺いいたします。 3番目に、すこやか住い改修助成制度についてお伺いいたします。 この制度は従来から舞鶴市独自で取り組んでこられた制度でありますが、今回介護保険制度の中に組み込まれることになりますが、現在も利用者も多く、在宅生活を継続させる上で最も重要な施策であります。現行より低下させないよう切に希望いたします。 理事者のお考えをお伺いいたします。 次に、保険料についてお伺いいたします。 保倹料の設定については、まだ、審議中の項目であり、お答えがいただきにくいと思いますが、その額については非常に関心の高いところであります。次の3点についてお尋ねいたします。 1番目に、保険料の算定方法について。 2番目に、制度施行に向けて施設整備が進められますが、施設が充実すれば保険料が高くなるのか。 また、市独自のサービスを実施すれば保険料にどのような影響があるのか。 3番目に、保険料が近隣の市町と著しく差がある場合、見直しができるのか。 以上、3点、よろしくお願いいたします。 質問の3は環境保全についてであります。 6月は環境月間であることは既にご案内のとおりであります。地球規模の環境問題からゴミ問題まで、私達の周囲には毎日の生活をする上で眼を離すことのできない問題が山積しておりますが、今回は自分達の安全な生活環境の保全についてお伺い致します。 1番目にダイオキシン対策についてお伺いいたします。 この件につきましては、本会議でもたびたび質問され、御報告いただいているところでありますが、最近の報道では、欧州から輸入された食肉に多量のダイオキシンが含まれていたとのことであります。それが原因ではありませんが、厚生省でも許容基準値の見直しを行うとのことです。 本市の焼却処理場における最近の測定値をお知らせください。さらに、現況の処理施設で新しい基準値をクリアできるのか、お伺いいたします。 また、施設の改善が必要であれば、何年度までに施工改善見込みなのか、お伺いいたします。 2番目に、ゴミの分別収集とリサイクルについてお伺いします。 ゴミの6種9分別の収集とリサイクルセンターの供用が開始されてから1年が経過いたしました。どちらの事業も舞鶴市民が外に向かって、「舞鶴市は実施しております」と胸を張って言える事業だと思います。1年間の事業実績等をお伺いいたしたいと思います。 3番目に、市内河川の水質保全についてであります。 本市においては全市水洗化計画の着実な実施に伴い、市内各河川の水質も格段の実績が上げられているものと思います。また、川と海を美しくする会の活動をはじめ、婦人団体、生活学校の合成洗剤の不使用運動、食用油の回収運動等が粘り強く、着実に行われていますことに深い敬意を表わすものであります。その活動による改善効果について、お伺いいたします。 4番目に、野生動物についてであります。 私は二度、有害鳥獣問題で質問いたしました。そして、電気柵の導入等、有効な施策を講じていただきました。しかし、市周辺部における動物、特にクマ、サル、イノシシの出没ぶりは眼にあまるものがあります。最近の動物達は人間の匂いや照明には全然驚きません。庭園灯の灯っている築山の苔はすき起こし、門先のグラジオラスの球根は食べ尽くす。そして植え付けたばかりの馬鈴薯の種芋は、全部堀り起こされたとの報告がありました。 また、高速道の工事現場では休日になるとサル軍団が現れるとの話であります。山間部の古寺では蜂の巣を狙ったクマに腰板を破られ、大変な修理費が必要になったとの報告もあります。ある地区の代表者は、警察署長にイノシシ退治の陳情までいたしました。あまりにも野生動物が人家に近づき過ぎ、人々の命の危険を感じるようになってきたのが原因です。 個体数の保全を守る現在の狩猟法では、どうする事もできないのではないかと考えます。聞き及んだところでは、地方分権の施策の中で狩猟法の関係は地方自治体に委任される予定とのこと、ぜひ、この機会に人間に危険を感じさせるような野生動物の処分が出来る施策をお考えいただきたく理事者の御意見をお伺いいたします。 質問の4は、中高一貫教育についてであります。 先頃、京都府教育委員会では、中高一貫教育を推進するため、研究指定校が発表されたことは、既に御案内のとおりであります。 戦後、米国主導により、学制改革(6・3・3制)が施行されてから、既に半世紀が経過し、その制度そのものも議論されているときでもあり、大変によい試みと思います。人間社会では縦横の連携が必要であると同時に、「門前の小僧習わぬ経を読む」の例えどおり、先輩の行動を見聞きすることが大切な事であると考えます。幅広い年齢層の生徒が、サークル、グラブ活動をともにすることにより、社会に対する責任感も生まれてくるものと思います。 最近、話題となっている高校生の他都市へのスポーツ留学も周囲の人達にとって、両手を挙げで賛成するというわけにはいかない問題も含んでいます。舞鶴で生まれ、舞鶴で育った選手が、全日本のチャンピオンになった例もごく最近にあります。私はオリンピックメダリスト大江季夫選手に続く若者が舞鶴から育つことを常に夢見ているものであります。それらのことを考えながら、中高一貫教育のさらなる推進を願いたく、今回の事業について2点お尋ねいたします。 1番目に、中高一貫教育の概要について。 2番目に、舞鶴市、舞鶴市教育委員会の取り組みについて、理事者のお考えをお伺いいたします。 以上で1回目の質問を終ります。ありがとうございました。(拍手) ○議長(森田範男君) 瀬野助役。     〔助役 瀬野義信君登壇〕 ◎助役(瀬野義信君) 桜井議員の御質問のうち、1番目の開かれた市政について、2番目の介護保険について、3番目の環境保全問題のうち(1)ダイオキシン対策について、(2)ごみ分別収集とリサイクルについて、(3)河川の水質保全につきましてお答えいたします。 まず、開かれた市政についてのお尋ねでありますが、市政の推進に当たりましては、常日ごろから市民の立場に立って取り組んでいるところでありますが、市政に関する情報を正確にお伝えすることを意識するあまり、一般には馴染みにくい表現や言葉遣いとなっていることがあります。従来から、広報紙や回覧文書等につきましては、市民の皆さんにわかりやすい内容となるよう努めてきたところでありますが、今後、本市が情報公開制度の導入を迎える中で、仰せのような説明会や文書の作成などにつきましても、さらにわかりやすい表現や言葉となりますよう、今後とも引き続き、その取り組みを進めてまいりたいと考えております。 次に、介護保険制度についてのお尋ねのうち、まず、施設サービスについてでありますが、現在、特別養護老人ホームへの入所を希望され、待機していただいている方は、本年4月1日時点で177人となっております。これに対し、現在、整備が進められております施設の状況はと申しますと、特別養護老人ホーム50床、老人保健施設95床、療養型病床群50床の計195床分となっており、これらの施設が完成のあかつきには、いずれかの施設へ入所していただくことが可能となると考えております。 しかしながら、平成10年度には、高齢化率が約20%に達し、今後も一段と高齢化が進展していくと予想されますことから、現在、今後の施設整備や在宅サービスの整備にかかる計画であります介護保険事業計画の策定に取り組んでいるところであり、平成12年度以降につきましては、この計画に基づき基盤整備を進めてまいりたいと考えております。 次に、在宅サービスの充足度についてでありますが、現行の市老人保健福祉計画の目標量はおおむね達成できる見込みとなっております。いずれにいたしましても、現在、舞鶴長寿社会プラン推進会議において、12年度以降のサービスの必要量について御検討いただいているところであり、その結果と、7月から始まります介護保険サービスへの参入を希望する民間事業者の指定申請の状況を見ながら、今後の在宅サービス整備目標量を定めてまいりたいと考えております。 なお、家族介護に対します介護報酬の支給につきましては、現在、国において検討されているところであり、その結果に基づき対応してまいりたいと考えております。 次に、すこやか住まい改修助成制度についてでありますが、仰せのようにこの制度は利用者も多く、また、寝たきり予防という面からの効果も期待できると考えられますことから、介護保険の対象サービスとして位置づけられ、12年度以降は、介護保険での給付が基本となってまいります。 ただ、現時点では、保険からの給付額が明らかにされていないなど未定の部分があります。その内容が明確になりました時点で、推進会議でも御審議いただき、対応してまいりたいと考えております。 次に、介護保険料についてでありますが、保険者である市が賦課することになります65歳以上の第1号被保険者の保険料の算定につきましては、要援護高齢者の人数や需要動向、さらには、介護サービス供給量などから、施設サービスや在宅サービスにかかるサービスごとの目標量などを設定し、それに今後、国において定められる各サービスにおける単価である介護報酬を乗じて、介護保険の全体の費用を算定します。 その上で、65歳以上の方の負担割合であります17%を乗じ、さらに第1号被保険者の総数で除することにより、その年度における第1号被保険者の平均的な保険料額を算定できることになっております。なお、第1号被保険者の保険料は3年間凍結となりますことから、3ケ年度の平均額がその期間の保険料の基準額となります。 また、在宅サービスに比べ、施設サービスの介護報酬は高額に設定されているため、施設整備が充実すると、当然、保険料は高くなることになります。さらに、法定サービスを超える市独自の介護保険サービス、いわゆる上乗せ、横出しサービスを取り組むことになりますと、その費用につきましては、全額65歳以上の方の保険料で賄わなければならないことになっております。 このため、昨年のアンケート調査による需要動向やまいづる長寿社会プラン推進会議での御審議を踏まえ、市老人保健福祉計画の見直しなどに取り組む中で、具体的な検討を行ってまいりたいと考えております。 次に、環境保全についてのお尋ねのうち、ダイオキシン対策についてでありますが、清掃事務所における排出ガスについては、平成10年6月に実施いたしました測定結果は、第1工場が1�M当たり8.2ナノグラム、第2工場が5.8ナノグラムであり、いずれも現在の緊急対策基準値80ナノグラムをクリアしております。また、今後の基準値につきましては、今年度中に施設改善計画を策定することにしており、平成14年12月までに排出ガス高度処理装置の設置等、排出ガス新基準値を十分クリアする施設整備に努めたいと考えております。 次に、燃えないごみの分別収集とリサイクルについてでありますが、燃えないごみの6種9分別収集を開始し1年が経過しましたが、それまでの3分別収集と比較いたしますと、資源化されたごみは全体の52%であり、これまでと比較して、リサイクル率は約2倍となっております。 このことは、市民意識の向上に加えまして、各自治会におきまして、夜間のごみ出し中止の申合せや、早朝からの分別指導等に取り組んでいただいてるお陰であります。 また、各集積所の分別状況につきまして、一部を除きほぼ全域で適正な分別収集が行われております。今後も市民の皆さんと一緒になって、資源循環型の経済社会システムを目指して、さらに減量化と資源化に取り組んでまりいたいと考えております。 次に、河川の水質保全についてのお尋ねでありますが、河川の水質悪化の原因の多くは、生活排水によるものと言われており、本市におきましては、昭和51年から婦人会や舞鶴生活学校などの市民団体を中心に石けんの使用推進運動を全市的に取り組んでいただいているところであります。 また、生活基盤整備の一環として、公共下水道をはじめとする水洗化事業を推進するなど、河川に放流される生活排水の浄化に努めた結果、市内の各河川においてかなり改善の効果が見られております。今後とも、水辺教室の開催や啓発用パンフレットの配布を通して、市民の意識啓発を図るほか、水洗化事業の一層の推進により、河川の水質浄化に努めてまいりたいと考えております。 ○議長(森田範男君) 高野助役。      〔助役 高野繁一君登壇〕 ◎助役(高野繁一君) 桜井議員の御質問のうち、3番の(4)の野性動物についてお答えをいたします。 近年、クマ等が人間の生活領域に出没し、市民生活の安全確保の面から憂慮すべき状況にあります。特に、人里近くに出没し、地域に不安を与えるクマへの対策につきましては、関係地域に対し発見時の対応も含め、注意を呼びかける文書を配布するとともに、京都府や警察並びに猟友会とも十分連携を密にしまして、市民生活の安全確保への対応を行っているところであります。今後とも、より一層の市民の安全確保に努めてまいりたいと考えております。 ○議長(森田範男君) 小林教育長。     〔教育長 小林舜治君登壇〕 ◎教育長(小林舜治君) おはようございます。 桜井議員の残っております4番の教育についての御質問にお答えをいたします。 初めに、中高一貫教育についてのお尋ねでありますが、一人ひとりの生徒の個性を伸ばす観点から、現行の中学校、高等学校の制度に加えて設けられた制度であり、中等教育の多様化を一層推進することが導入の趣旨であります。 この制度の利点として、中央教育審議会では、ゆとりの中で生徒たちの個性や創造性を伸ばしていくこと。6年間の計画的、継続的な指導により効果的な教育を展開していくこと。また、幅広い年齢の集団による活動を通して、社会性や豊かな人間性を育成していくことなどを挙げております。 次に、本市の取り組みについてでありますが、京都府では文部省の委嘱を受け、市立の中学校と府立の高等学校の連携の在り方について研究が進められているところであり、本年度は乙訓地域と舞鶴地域に研究の委嘱がありました。 本市におきましては、府立東舞鶴高等学校と青葉、白糸両中学校がその研究校となったわけでありますが、これはあくまでも1年間の研究の委嘱を受けたものであります。現在、3校を中心に、京都府教育委員会の指導のもと、中学校と高等学校の多面的な連携の在り方や、生徒の個性、創造性の伸長のための方策などについて研究を進めているところであります。 なお、中高一貫教育の本市への導入につきましては、京都府教育委員会において、まだ、研究の段階でありますので、本市教育委員会といたしましては、その推移を見守ってまいりたいと、このように考えております。 ○議長(森田範男君) 桜井 裕君。     〔桜井 裕君 発言席から発言〕
    ◆(桜井裕君) 御丁寧なる御答弁ありがとうございました。 これで質問を終わります。ありがとうございました。(拍手) ○議長(森田範男君) 次に、尾崎裕史君に発言を許します。尾崎裕史君。     〔尾崎裕史君登壇〕(拍手) ◆(尾崎裕史君) 皆さん、おはようございます。発言通告に従い質問をさせていただきます。 第1番目に、(仮称)西市民プラザの基本計画について3点質問をいたします。 市が購入したエールの跡地に建設計画を進めておりますが、私は当核建設計画については、多くの市民の要求に合致をした中身にする必要があると感じています。 ところが、検討委員会での提言を受けたという形で発表された基本計画には、青年層からの要望である「音楽練習室」が具体的に示されている以外は、多くの市民要求が取り入れられていないと感じております。舞鶴のように仕事もレジャーも買い物も車という町で、駐車場スペースとしては2台分しかなく、検討委員会の中でも要望の強かった「文庫山」や、また「児童館」のような施設は、盛り込まれていません。その後、市民の皆さんのご意見としては総じて、「私たちの要望は、ほとんど取り入れられていない」というのが率直なところであります。 今後の建設事業計画の立案においては、民主的かつオープンな論議が求められるべきものと感じております。しかも、デザインが「舞鶴初のドーム型」、このようなことになっておりますが、市民の方からは、「ゼネコンに仕事を発注するためのデザインでないか」との声も聞かれます。 4月の完全失業率で男性が初めて全国平均で5%、西舞鶴では市民の多くが働いていた真倉の事業所が自己破産をしたり、職人さんの中には、「1カ月のうち、10日しか仕事がない」、また「2カ月間まるで仕事がなかった」、このような生活苦を訴える声もあります。 市としても、市内地元業者発注型の公共事業を起こしたり、貸付制度の変更だけではなく、市政全般にわたっての緊急かつ手厚い不況、また、雇用対策が今こそ求められるのではないでしょうか。 そこで第1点目に、建設事業計画について改めて、最低限、建設検討委員会に図り、改めて意見を出していただく機会を設けるべきであると考えます。また、「提言をまとめたので、それで終わりというのではなく、時間はかかっても市民の貴重な税金を使うものですから、「先に建設ありき」でなく、西舞鶴の市民のみならず、多くの市民が望む施設にするという立場から、市民の要望を真摯に聞く、論議をする場を設けるべきと考えますが、市の見解をお伺いします。 第2点目に建設事業計画には、市民からの切実な要求でもあり、検討委員会の中でも出されていた老人福祉施設である「文庫山」的な、また児童関連施設である「児童館」的な目的のある施設を盛り込むべきであると考えます。高齢者の方からは、例えばヘルストロンやお風呂のある、ゆったりと交流できる場が欲しいという声も上げられております。児童館については、子育て真っ最中のお母さん方、特に他の町からお越しの方からは、「舞鶴は天気が悪くて、特に冬場は子どもの遊び場がない」このような声を聞きます。「高浜には児童館があるのに舞鶴はどうしてないの」「児童館をぜひつくって欲しい」という声も出されおります。 福知山には、児童館は6館あり、ミニ体育館、学習室、図書室、乳児用のじゅうたん敷きのピアノがある部屋もあります。先般、民生労働委員会で視察に行った大森町では、豪雪地帯ということもあるでしょうが、人口8,300人に対して、児童館が10館あるとのお話でした。若い方からも「舞鶴には友達と一緒に遊ぶ所がない。」との意見も出ております。 また駐車場については、公共交通機関が市民の要望に充分応えられていない状況や、車が主な移動手段となっている現状、障害を持つ方も気軽に立ち寄ることのできるよう十分な駐車場の確保を行うべきであると考えますが、市の見解をお伺いいたします。 第3点目に、この不況の中で地元業者の営業を守る観点から、ジョイントべンチャー発注で技術を習得している地元業者も増えてきているでしょうから、この際、土木2億円、建設4億円以上の公共事業は、結果的にゼネコン発注となってしまう内規を廃止をして、地元業者の技術の向上・育成を進める長期ビジョンを持ち、市の仕事は地元業者に発注することを基本にするべきと考えます。 また、西市民プラザの建設についても地元業者が受注できるように、設計段階からの最大限の努力をすべきと考えますが、市の見解をお伺いをいたします。 2番目に市民の医療・健康増進のための施策について2点お尋ねをいたします。 1点目にインフルエンザワクチン接種の補助について質問いたします。 今年インフルエンザの猛威のために、全国の感染者は1週間のサンプル調査で最高時14万9,150人、舞鶴でも3個所だけのサンプル調査とはなっていますが、56人となっておりました。97年、98年、冬期の128万人の大流行には匹敵しませんでしたが、抵抗力の弱い子どもたちやお年寄りは、重症化し死に至る事態まで起こり、死者は全国で100人を超えております。 94年の予防接種法の改定後に、小中学校でのインフルエンザワクチンの接種もなくなりました。インフルエンザワクチンの接種は、世界保健機関のインフルエンザ研究協力センターである「米国疾病管理センター」の報告によれば、「老人福祉施設などの入所者では、肺炎や入院の危険を50~60%減らし、死亡の危険を80%減らす」など接種をする方が重症化を防ぐとされています。「今のインフルエンザワクチンが効かないという科学的な根拠はない、副反応の問題もほぼ解決している」とする説もあります。 しかし、ワクチンの接種は自己負担となっており、舞鶴でも医療機関に問い合わせすると、2回の接種で6,000~8,000円程度かかります。この不況の中で、また97年の医療制度の改悪により、医療費を払えないために受診できず、手遅れになる状況がある中で、大変な負担です。先進21カ国で見ても、ワクチン接種率が減少しているのは日本だけで、ほとんどの国ではワクチン接種を保険で負担をし、接種率も向上しています。インフルエンザ等の流行は、医療費の増大にもつながります。 北海道の死亡事例では、発熱から死亡に至るまでの平均は、わずか2.2日だったそうです。子どもさんを抱えるお母さんやお父さんたちも不安がいっぱいです。高齢者の皆さんも不安な冬を迎えることになります。せめて、義務教育中の子どもたちや特別養護老人ホームなどの高齢者の施設においては、希望する方には無料で接種できるようにするとか、医療機関で接種するときには、市からの補助を出して接種しやすくするなどのお考えはないでしょうか。医療関係者に伺いますと、今ぐらいの時期からワクチンをつくり始めるとのことで、直前になれば30万人分しかないワクチン自体が不足することも考えられますので、ワクチンの確保も必要です。市の見解をお伺いをいたします。 2点目に骨密度検診についてお尋ねをいたします。 骨粗しょう症は、骨がもろくなり骨折しやすくなる病気で、国内に400万人から500万人の患者がいると言われています。特に高齢者が骨折をすると、介護を必要とする寝たきりの状態になりかねません。早期発見・早期治療のためにも、だれもがいつでも気軽に受けられる制度が求められます。 本市において、府の検診車「すこやか号」だけでなく、子宮ガンや乳がんの検診とあわせて、骨密度検診を実施すべきだ考えますが、市の見解をお伺いをいたします。 3番目に教育問題について5点質問をいたします。 第1点目に、与謝の海養護学校に通う舞鶴の子どもたちのバス待合所についてお尋ねをいたします。 現在、与謝の海養護学校に通う子どもたちは、親御さんに自動車で通学用のバスが停まる停留所としている所まで、送り迎えをしてもらっています。しかし、バスの待合所となっている所は、屋根やバスを待つための施設があるわけでなく、吹きっさらしの所に雪の日は1時間も2時間も待たされるということがあったそうです。送り迎えをする親御さんはもちろん大変ですが、障害を持つ子どもたちにとって大変だとは思われないでしょうか。通学バスの改善があったとはいえ、舞鶴の障害を持つ子どもたちが70名も学ぶ必要がある本市には、すぐにでも養護学校を建設するべきです。 しかし、現在バスの待合所で雨風を防ぐものが何もない所があり、舞鶴の子どもたちが困っているのですから、しかも障害を持っている子どもたちですから、特別の配慮が必要ではないでしょうか。例え生徒が一人であっても、雨風のよけられる設備を作るべきと考えますが、市の見解をお伺いをいたします。 2点目に、教育費の父母負担について質問をいたします。 現在、本市の小学校では、教育費の父母負担として、ときには、1カ月に7,000円から8,000円ものお金を子どもたちに持たせて徴収をしている。今年度当初予算の中で、給食の食器代については公費負担で行うことが示されましたが、いまだに給食のガス代までが父母負担となっています。憲法の規定からも、また義務教育にかかる費用を公費で負担することは、「少子化対策」を標榜されている市政において重要なことと思います。 またこの不況の折、多額の父母負担は、地域経済にも悪影響があると考えられます。学級便りのための紙代や、教材であるドリル代、修学旅行代、卒業記念品代、また、学校で飼っている動物のエサ代、また、各学校において、教育後援会などが学校の備品などを補う形を取っているところもあるやに伺っております。他の自治体では、卒業記念品代を全額市でもっている所もあります。父母負担や教育後援会からの支出ではなく、今、例示をしたような父母負担について、公費で負担するつもりはないか市の見解を求めます。 3点目に、専科教員の配置について質問いたします。 前回の3月定例会でも、学級崩壊につながる事態や不登校など、現在の学校教育現場における教員と子どもたちの困難な状況について指摘をし、せめて30人学級の実現をと求めてまいりました。全国の市町村では、独自に教員を雇用して30人学級を実現している所もあります。 さて、京都市においては、今年度から小学校5年生、または6年生の図工・音楽・体育を担当する「専科教員」を配置することを決めております「専科教員」の配置は1964年に文部省が策定した「第2次教職員定数改善計画」で位置づけられ、他の府県では当たり前のこととなっています。 全国の教職員から「1人で8教科を教える京都の小学校教師はスーパーマンだ」、このような声も聞かれます。子どもたちの能力を引き出し、伸ばすためにも専門的な知織を持つ専科教員が求められます。学級崩壊が本市でも問題化する中、教員の過重負担を減らし、豊かな教育を進めるためにも、必要最低限の措置ではないかと思いますが、市の見解をお伺いをいたします。 4点目に学校施設整備について質問をいたします。 日本共産党市会議員団では、学校を訪問させていただき、施設についてのヒアリングと調査をさせていただきました。小・中学校で、計10校以上訪問をさせていただきました。その結果、中学校では特にトイレの破損が多く、中舞鶴の中学校では洋式トイレがほとんど使えない状況でした。洋式トイレの中に掃除用具が入れてある箇所もあり、とても使える環境ではありません。足を骨折した子どもがいれば、とても用は足せない。 また、西舞鶴の中学枚では、市教委にお願いをしているのに2ケ月もトイレのドアが壊れたままだという所もありました。体育館の倉庫の屋根や、ドアのガラスが壊れたままの体育館もあります。 東舞鶴のある小学校では、プールの水の排水ができずに、人力で水をかき出さなくてはいけないプールや、別の小学校では木造の給食室も存在をしております。いつまでに修繕を行う計画なのか、期日を明確にしていただきたいと思いますので、市理事者の答弁を求めます。 また、市内9小学校でトイレの水洗化もされず、放置をされたままの学校が残されています。視察をさせていただいたのは5月の段階でしたが、それでも臭いが強いため、給食を食べるのも大変だという学校もあります。日本共産党市会議員団で提案をさせていただいておりますが、合併浄化槽による水洗化であれば1校当たり6,000万円程度で水洗化でき、快適な状態で用が足せます。 トイレの香りでなく、文化と教養の香りのする学校にすることが、21世紀を担う子どもたちの教育環境を守るために必要だと思います。学校トイレの水洗化を進める計画とともに、改築後20年以上たった校舎の全面改築の年次計画を、この際、明らかにしていただきたいと思います。市理事者の答弁を求めます。 5点目に、給食臨時職員の待遇について質問をいたします。 給食調理員は現在、正規の調理員38名と不足分を臨時調理員で補う形で支えられています。過去18年間正規の採用がなく、舞鶴市の規定によるとすでに8名欠員が出ている状況です。正規職員の平均年齢も54歳と高齢化している状況で、調理員さんからも体力的には大変だが、子どもたちのために歯を食いしばって頑張っている状況が語られました。 子どもたちの健全な肉体をつくる上からも、また、生活習慣病を防ぐ食習慣を指導する意味からも、学校給食の持つ意味は重要です。本来臨時調理員となっている方も、正規の調理員と全く同じ仕事をしているのですから、その待遇も同等にすべきです。学校給食に関して「給食は、調理の準備作業から調理に至るまで、それが大量であるため、より一層チームワークが求められる仕事です。また熟練度も要求されるわけです。1カ月ですっかり人が入れ替ってしまうような民間委託や、短期、短時間のパートさんばかりでは、豊かで心のこもった調理を完成させることは難しいでしょう」このような指摘をされている方もあります。 現在、臨時の方で希望される方には正規の調理員として採用されるべきです。新規の調理員の採用をする計画はないのか。また、臨時調理員の待遇の改善、せめて、交通費の支給ぐらいはできないのかお尋ねをいたします。 3番目に、放課後児童健全育成事業を含む児童育成計画にかかわっての子育て支援について質問をいたします。 1点目に、学童保育についてであります。 現在、本市においては、公立の学童保育所はなく、子どもが小学校に上がっても、特にお母さん方が、仕事に出ようと思っても出られない状況があります。児童福祉法の改正で、「放課後児童健全育成事業」いわゆる「学童保育」が位置づけられているのに、本市においては、何の施策も行われていません。 現在の本市の児童数は、約5,600名、少子化の傾向は顕著、11歳児以下では、各年齢層で1,000人を上回っている層はありません。また、戦後最大の不況のもとで、失業率も過去最悪になるなど深刻な事態です。市民からは「働こうとしても、子どもを預かってもらえる所がないと、働きにも出られない」このような声も多く聞かれます。学童保育の施策は、不況で苦しむ市民の暮らしを守る上でも、また女性の社会進出を保障するためにも重要です。 また何より、「子育て支援」を所信表明された市長としても、子どもたちを放課後預かるシステムを構築する必要があるとお考えなのではないでしょうか。 福知山では、校庭開放、綾部では、市の制度としての学童保育が設置をされ、園部町でも、公立の学童保育所が新たに設置されたと報じられており、府下の多くの自治体で学童保育が制度化されています。現在、本市においても、民間で学童保育を実践し、府に申請をしている団体もありますが、そのような民間団体では、父母の負担に頼らざるを得ず、勢い保育料が高くなってしまいます。 このような団体に対する補助を行うことも含め、市としても市民の要求や他の市町村の状況を把握し、公立の学童保育所を設置するお考えがないかお尋ねをいたします。 2点目に、学童保育と密接に関係のある「児童育成計画策定委員会」での検討の進捗状況及び検討内容・資料の公開を求めたいと思いますが、市の考えを御答弁ください。 以上で、1回目の質問を終わらせていただきます。御静聴ありがとうございました。(拍手) ○議長(森田範男君) 瀬野助役。     〔助役 瀬野義信君登壇〕 ◎助役(瀬野義信君) 尾崎議員のご質問のうち、1番目の(仮称)西市民プラザの問題のうち、(1)の構想内容、(2)の施設に文庫山等を盛り込むことについて、それと2番目の医療・健康増進施策について、4番目の子育ての支援について、お答えいたします。 まず、(仮称)西市民プラザの建設についてのお尋ねのうち、構想内容についてでありますが、昨年度、市議会をはじめ西地区の各種団体の方々からなる検討委員会からの提言を踏まえながら、基本計画について種々検討を重ねてまいりした。 このたび、その計画をまとめお知らせしたところでありますが、今後も市民の皆さんの御意見を参考にしながら基本設計を行い、多くの皆さんに喜んでいただける施設になるよう努めてまいりたいと考えております。 次に、西市民プラザの施設内容についてのお尋ねでありますが、検討委員会からは、コミュニティー機能や文化機能のほか、福祉機能の整備も御提言いただいており、基本的にはこれらを機能の3本柱といたしているところであります。このうち、福祉機能につきましては、文庫山学園や児童館という固定した概念ではなく、将来の変化を見通しながら、より広い視点でとらえることが必要であると考えておりまして、高齢者、母と子、母親相互の交流、触れ合いの場であるふれあい交流室などを計画しているところであります。 次に、駐車場につきましては、隣接する道路条件等を勘案して、徒歩や自転車によるアクセスが適当であり、自動車のアクセスにつきましては、既存駐車場の利用をお願いしてまいりたいと考えております。 次に、医療・健康増進施策についてのお尋ねのうち、インフルエンザワクチンの予防接種補助についてでありますが、御承知のとおり、インフルエンザの予防接種につきましては、平成6年の予防接種法の改正により、個人の自発的な意思に基づく任意接種になったところであり、現在のところ、インフルエンザワクチンの予防接種に対する補助は考えておりませんので、御理解賜りたいと存じます。 次に、骨密度検診についてのお尋ねでありますが、本市におきましては、京都府と共催で骨密度測定器を備えた府の健康増進車「すこやか号」を活用し、骨密度を測定し、骨粗しょう症予防の保健指導を行う骨粗しょう症予防教室を開催しているところであります。 一方、他の女性の検診につきましては、基本健康審査と同日にできるようセット検診化に努めているところであります。このような中にあって、骨密度検診を他の検診に盛り込むことにつきましては、受診者を1日拘束することになり、困難だと考えております。 次に、子育て支援についてでありますが、放課後児童健全育成事業、いわゆる学童保育につきましては、改正されました児童福祉法の中で、市町村事業として位置づけられており、また、少子化が進む中、次代を担う子どもたちの健全育成は重要な課題であると考えております。 お尋ねの学童保育所の設置と補助についてでありますが、今後、子どもを取り巻く環境の変化や地域の実態等をよく見極めて、その望ましい形態を検討してまいりたいと考えております。現時点では、無認可保育所での学童保育に対する補助は考えておりませんので、御理解を賜りたいと存じます。 次に、児童育成計画の審議状況などについてのお尋ねでありますが、安心して出産、子育てができる環境の整備や子どもの健全育成を図り、本市の地域性に応じた子育て支援施策を計画的に展開していくため、市議会をはじめ各界の代表や公募委員で構成された児童育成計画策定委員会で仕事と育児の両立支援の推進、子どもが心豊かにたくましく育つための環境づくりなどの分野について、慎重審議を賜り、計画原案をまとめていただいたところであります。 できるだけ早い時期に本計画を市議会へ御報告させていただくとともに、市民の皆様へもお知らせをいたしたいと考えております。 ○議長(森田範男君) 高野助役。     〔助役 高野繁一君登壇〕 ◎助役(高野繁一君) 尾崎議員の御質問のうち、1番(仮称)西市民プラザの建設についての(3)番の地元業者への優先発注についてお答えをいたします。 本市発注の工事につきましては、以前から極力地元業者に発注をいたしております。また、一定規模以上の大型工事及び技術的に特殊性を考慮しなければならない工事につきましても、地元業者が参加できる共同企業体方式を採用し、受注の機会をつくるよう努めてきたところであり、今後ともこの方針でまいりたいと考えております。 お尋ねの(仮称)西市民プラザの建設工事につきましても、その工事の規模や内容を勘案の上、発注方法を検討してまいりたいと考えております。 ○議長(森田範男君) 小林教育長。     〔教育長 小林舜治君登壇〕 ◎教育長(小林舜治君) 尾崎議員の残っております3番の教育関係の御質問についてお答えいたします。質問通告順にお答えさせていただきますので、よろしくお願いいたします。 初めに、与謝の海養護学校の通学バスの待合所の設置についてのお尋ねでありますが、通学バスにつきましては、京都府教育委員会で運行されておりますので、現状をよく踏まえて対処されるようお願いしてまいりたいと存じます。 次に、教育費の父母負担についてのお尋ねでありますが、本市では、従来から特色ある教育活動を進めるための教材費の充実など、教育環境の整備に努めてきたところであります。今後とも、適正な公費負担に努めてまいりたいと考えております。 次に、学校施設の修繕、校舎全面改築の年次計画についてのお尋ねでありますが、校舎は児童生徒の学校生活において、安全で楽しく過ごすことができる施設とすることが必要であります。このことから、すべての学校を定期的に巡回する中で、営繕箇所を把握し、緊急度の高いものから速やかに対応を行っているところであります。校舎等の全面改修の年次計画につきましては、建物の経年状況を見る中で、計画的に大規模改造事業に取り組んでおり、また、水洗化につきましては、舞鶴市水洗化総合計画に基づいて実施を図ってまいりたいと考えております。 次に、専科教員の配置についてのお尋ねでありますが、教員の配置につきましては、京都府教育委員会により、府の基準に基づき、学校の課題等を考慮し、適正に配置されているものと承知しておりますので、本市として独自で専科教員を配置することは考えておりません。 次に、臨時給食員の正職員化についてのお尋ねでありますが、現在、各学校の給食員につきましては、本市の配置基準に基づき配置をしており、給食業務には支障がないものと考えております。 本市においても少子化傾向にあるため、今後の児童数の推移を見ながら、いろいろな角度から、現在検討しているところであります。 ○議長(森田範男君) 尾崎裕史君。     〔尾崎裕史君 発言席から発言〕 ◆(尾崎裕史君) 一定のお答えをいただいたんですが、ちょっと不十分な点がありますので、再度、2回目の質問をさせていただきます。 1番の西市民プラザの建設についての構想内容についてですが、市民の皆さんの声を伺うということでしたが、別個に聞く機会をつくるということなのか、どうなのかお答えをください。 それから、文庫山、児童館については、また、これは強く要望しておきますが、特に、この駐車場について、例えば田辺城祭であるとか、夜の市であるとか、ずらっと出店が出るようなときでしたら、よその駐車場に置いて歩いてということも考えられるでしょうが、その施設を利用したいんだという、例えば障害をお持ちの方が、車でしか移動ができない。連れて行っていただくことしかできないというような方には、もう利用するなということになると思いますが、そういうことなのかどうなのかお尋ねをいたします。 それから、建設の発注についてでですが、長期プランを持って、地元の業者を養成していくという市の姿勢が非常に大事だと思いますが、特にこの西市民プラザについて、建設計画を変えてでも地元へ発注するおつもりがないのか。今の段階で、どういうところが根拠で、地元の業者ではできないのかということを明らかにしてください。 それから、教育施策についてですが、教育費の父母負担について、それでは、これからも教材費の充実に努めていくということでしたが、例えば、そしたら給食のガス代、前回3月の定例会の委員会の中で、京都府下でガス代を徴収しているは綾部と亀岡ぐらいだと、このようなお答えもありましたが、これをなくすという方向については考えておられないのか、お尋ねをいたします。 (3)の学校施設の修繕について、また、校舎の全面改築の年次計画についてですが、きちんと何年度にここをやる、次の年度にはここをやるというきちんとした計画をお持ちでしたら、それを出していただきたいと思います。 それから、(5)の給食臨時職員の正職員化についてですが、一つちょっとお答えがなかったんですが、給食員さんの待遇について、せめて交通費の支給ができないものかどうなのか、お尋ねをいたしますのでよろしくお願いをします。 ○議長(森田範男君) 瀬野助役。     〔助役 瀬野義信君登壇〕 ◎助役(瀬野義信君) 2回目の御質問にお答えいたします。 まず、初めに市民の声を聞くかどうかという問題でございますが、先ほども申しましたように、基本設計を進める中におきまして、いろんな機会をとらえて市民の声をお聞きしていきたいと、このように思っております。 また、駐車場の問題につきましては、この施設が商店街の一角に位置する施設でもございますので、車の利用よりもむしろ徒歩や自転車で散策しながらお越しいただく方が、全体の活性化につながっていき、また、賑わいにつながっていくものと考えております。ただし、障害者の方につきましては、十分バリアフリーを勘案しておりますので、その点は御心配いただかなくも結構かと思っております。 ○議長(森田範男君) 高野助役。     〔助役 高野繁一君登壇〕 ◎助役(高野繁一君) 尾崎議員の再質問にお答えをいたします。 まず、長期プランを持てということでございますが、舞鶴市の中に入札等検討委員会を設けまして、毎年、検討委員会でどうあるべきかということを、常に議論をしておりまして、より地元の業者に発注ができるということについては、みんな同じ考えでございます。 それから、計画を変えてでもすべきではないか、なぜ、今できないかということでございますが、先ほどの答弁にもありましたように、今年度、基本設計をされますので、そうしないことには具体的な規模や内容が明らかになりませんので、今、この時点で云々ということは言えないということでございます。 ○議長(森田範男君) 小林教育長。     〔教育長 小林舜治君登壇〕 ◎教育長(小林舜治君) 尾崎議員の2回目の御質問にお答えをいたします。 父母負担のうち、ガス代についての件でございますけれども、ガス代につきましては、受益者負担ということを現在のところ考えておりますので御理解賜りたいと、このように思います。 なお、校舎の年次計画における改築についての御質問でございますけども、20年以上たった校舎の改築につきましては、校舎の部分、部分によりまして経年経過するものがありますので、安全に留意しながら、効率よく改築をしていくというように考えておりますので、そういった点でのご理解を賜りたいと、このように思います。 次に、給食員の交通費につきましては、臨時給食員の交通費につきましては、御意見としてお伺いさせていただきます。 ○議長(森田範男君) 尾崎裕史君。     〔尾崎裕史君 発言席から発言〕 ◆(尾崎裕史君) ありがとうございました。市民にとって、本当に声の届かない市政かなという感想を持ちました。特に、基本設計がまだなのでということですから、これからいろんな機会、どんな機会かわかりませんが、市民の声を十分に聞き取っていただければ、西市民プラザもどういう施設が必要なのかということも明らかになってくると思いますので、十分にその点、御検討いただきたい。 また、教育施策などについて、また、医療施策などについて質問させていただきましたが、この不況の中で本当に大変なんだという状況で質問させていただいておりますので、今後とも、そのような観点に立って施策を進めていただきますように要望いたしまして、質問を終わらせていただきます。 ありがとうございました。(拍手) ○議長(森田範男君) 最後に、梅原正昭君に発言を許します。梅原正昭君。     〔梅原正昭君登壇〕(拍手) ◆(梅原正昭君) 失礼いたします。本定例会最後の質問になりました。あと、しばらくお時間をいただきまして、通告に従い、一般質問をさせていただきます。 私は、直面する市政上の諸問題、とりわけ景気雇用、環境、高齢者福祉、少子化問題等、昨日来、各議員質問をされております。早急の課題がある中で、3月定例会でも質問させていただきました西武舞鶴農場用地について、本定例会で、あえてこの問題1点に絞って質問をさせていただきますが、その背景として、最近、特に私の地元大浦では、緑豊かな自然と椿園、アジサイ園をはじめ多様なレクリエーション施設を有する西武農場の動向に対し、非常な関心が高まっております。 また、さまざまな憶測の声を聞く中で、不安も募り大浦22カ村で構成する東西大浦区長会をはじめ、大浦振興協議会の緊急の課題として取り組むことを決意し、過日、市長へ陳情活動も行ったところであります。それらのことを踏まえ、大浦全住民の付託を受け、本日、ここに私が質問をするものであります。 さて、大浦地域の中心部に位置するこの用地に対しての地域住民の思いは、私が3月定例会におきまして申し上げましたので、ここで改めて申し述べることは差し控えさせていただきますが、しかしながら、この用地の必要性、重要性は計り知れないものがございます。大浦地域は、御案内のとおり、過日のクレインブリッジを含めた市道大波下浦入線の供用開始、さらには、平成15年の舞鶴発電所の運転開始を考えますと、今後、交流人口は倍加すると予想されます。それに既存する多祢寺などの文化財を活用するとともに、当該用地の利活用を図り、自然と共生できる地域づくりをしていくことは、大浦のみならず、ここ本市の発展に大きく寄与するものと確信をしているところであります。 現下の深刻な経済状況を乗り越え、当該用地を迎えます21世紀に向けた活気あふれる豊かな舞鶴市の発展基盤となることを加味して、私は、明日への投資を積極的に推進することを希望して、次の2点についてお尋ねをいたします。 まず、1点目は、公共事業を行う行政の役割は、申し上げるまでもなく非常に重要で、市民参加の下に策定されたグランドデザインに基づき、乱開発を防ぎつつ、魅力ある地域づくりを的確に実行していくことは、まさしく自治体でなければできない極めて重要な役割と考えますが、そこで、本市として閉鎖されている西武舞鶴農場用地を取得する考えはないのかどうか、ここで明確な答弁をいただきたいと思います。 あわせて、3月の定例会で答弁いただきましたが、その後、今日まで所有権の変更はないのか。 また、対象となる面積がわかっておれば、お教えいただきたいと思います。 もう1点は、若者や子どもたちが、将来にわたり、この街に住みたいと考えたり、また、結婚、転勤などで外から来る人にも共有されるふれあいのまちづくりの考え方、夢のある整備、市民の憩いの場として既存の保養所施設、公園の整備などを含めたその利活用について、具体的なプランをお持ちでしたらお尋ねをしたいと思います。 以上で、私の1回目の質問を終わります。御静聴ありがとうございました。(拍手) ○議長(森田範男君) 瀬野助役。     〔助役 瀬野義信君登壇〕 ◎助役(瀬野義信君) 梅原議員の御質問にお答えいたします。 西武舞鶴農場用地についてでありますが、当用地につきましては、株式会社西武百貨店など、同グループの4社が所有しており、登記簿上の面積は約37万5,000平米であります。当農場は、昭和44年に開設され、内外の貴重な品種を集めた椿園や、アジサイ園、フィールドアスレチックやテニスコートなどのレクリエーション施設をはじめ、芝生広場、レストラン、宿泊施設などが整備され、平成6年に閉鎖されるまで、市内外から年間約7万人余りの利用があるなど、緑豊かな自然の中で、市民に潤いと安らぎを与える貴重な施設でありました。 また、農場周辺には、京都府の大浦森林公園も隣接しており、125種の樹木や56種類の鳥類が生息するなど、すばらしい自然が保全されておりまして、市といたしましても、このような自然環境は、大切な資源であると考えております。 先般、大浦振興協議会から地域の総意として、この用地を自然環境と共生し、市民の憩いの場として活用されるよう要望がなされたところであります。市といたしましては、こうした意向を十分に踏まえ、その用地の活用について、市議会とも御相談しながら、よく検討してまいりたいと存じております。 ○議長(森田範男君) 梅原正昭君。     〔梅原正昭君 発言席から発言〕 ◆(梅原正昭君) 答弁、ありがとうございました。2回目の質問をさせていただきます。 私は、先ほど御質問しました、過日に市長にも陳情に参ったわけでございます。本日は、この問題を声を大にして質問したわけでございますが、やはり地元大浦も関心を持っております。私は、もう少し突っ込んだ御答弁をいただいて、喜び勇んで地元へ帰りたいという気持ちでおりましたが、再度、質問をさせていただきますが、この西武舞鶴農場用地を舞鶴市は、現在、助役の答弁で賜りましたが、将来的にも、私が先ほど質問しましたが、取得する考えはないのかどうか、承りたいと思います。 それから、面積をただいまおっしゃられましたが、私の理解しているところでは、6カ所の地番設定がなされておると思いますので、注目対象いただいておる地面すべてが、対象ということで理解してよろしいかということで、第2回の質問をさせていただきます。 ○議長(森田範男君) 瀬野助役。     〔助役 瀬野義信君登壇〕 ◎助役(瀬野義信君) 第2回目の御質問にお答えいたします。 この西武舞鶴農場の用地につきましては、先ほども申し上げましたように、大変貴重な用地であると認識をいたしております。先般、大浦振興協議会からの陳情もありまして、地元の皆さんのお気持ちも十分お聞きをいたしたところでございます。今後、市議会とも相談しながら十分検討してまいりたいと考えております。 また、面積につきましては、すべての面積でございます。 ○議長(森田範男君) 梅原正昭君。     〔梅原正昭君 発言席から発言〕 ◆(梅原正昭君) ありがとうございました。一つだけ申し上げときますが、我々舞鶴市民は、本当にアイデアとパワーの宝庫でございますので、しっかりした対応をしていただきますよう、よろしくお願いします。ありがとうございました。(拍手) ○議長(森田範男君) 以上で、一般質問を終結いたします。       ------------------------------ △日程第2 第49号議案から第69号議案 ○議長(森田範男君) 日程第2、第49号議案から第69号議案の21件を一括議題といたします。 これより質疑を行います。 通告により、高田良昭君に発言を許します。高田良昭君。     〔高田良昭君 自席から発言〕 ◆(高田良昭君) 5つの議案について質疑を行います。 まず、第49号議案、専決処分を承認を求める件について、平成10年度一般会計補正予算(第7号)のうち、地方消費税1億6,276万9,000円増えておりますが、その原因。それから、自動車取得税が逆に1億1,489万9,000円減になっておりますが、その原因。 さらに、50号専決処分の承認の市税条例一部改正に伴います最高税率の引き下げによります対象件数と影響額、明らかにしていただきたいと思います。 それから、第52号、65号、この2件については、住宅新築資金等貸付事業等に係わる議案でございますが、そのうち、52号の特別会計の当初予算から、今回、6,435万円減額補正になっておるんですが、その根拠と具体的な執行はどうなるのか、明らかにしていただきたいと思います。 あわせて、京都府の貸付事業管理組合の設立についてのうち、この管理組合の回収すべき償還金総額と件数はどういうことになっているのか。また、そのうちの舞鶴市分の回収すべき償還金総額と件数、さらに組合経費のうち、基金の利息というのがありますが、なぜ、この基金の利息が必要なのか。 4番目は、組合が受け入れるべき負担金総額はどうなるのか、平成11年度と、それから通年、12年度以降どうなるのかということを明らかにしていただきたいと思います。 さらに、第54号、平成11年度建設廃材処理事業会計補正予算(第1号)ですが、今後、後処理も含めてこの種の対応、これで残余金を一般会計に繰り入れるわけですけども、この種の事業については、一般会計で対応していくということでよいのか、確認の意味でお聞きをしておきたいと思います。 以上です。 ○議長(森田範男君) 本田総務部長。     〔総務部長 本田安志君登壇〕 ◎総務部長(本田安志君) 高田議員の質疑のうち、第40号議案の平成10年度一般会計補正予算の専決処分について、並びに第50号議案の市税条例の一部改正に係る専決処分につきまして、私の方からお答えいたします。 まず、平成10年度一般会計補正予算(第7号)の専決処分のうち、歳入の4款・地方消費税交付金1億6,276万9,000円の増額、7款・自動車取得税交付金1億1,489万9,000円の減額の原因についてのお尋ねでございますが、当初予算の歳入の見積もりに当たりましては、自治省が策定をいたします地方財政計画や前年度の当該歳入に係る決算見込みを考慮の上、予算計上いたしているところでございます。 地方消費税交付金につきましては、平成9年度に創設されたものでございまして、消費税5%のうち、1%が地方消費税として都道府県と市町村に2分の1ずつ交付されるものでございますが、平成10年度の確定額が10億3,176万9,000円となりましたので、当初予算計上額8億6,900万円との差額1億6,276万9,000円を、今回、増額いたしております。平成10年度の当初予算計上に当たりましては、前年度の平成9年度の当初予算3億2,900万円に対しまして、決算額が2億3,309万8,000円と、約9,600万円の減収となる見込みも予想いたしておりましたことから、堅調に見積もったところでございしまて、確定額が予算額を上回ったものでございます。 また、自動車取得税交付金につきましては、都道府県が自動車の取得に際しまして、その取得者に課税をし、その税額から徴収費用を控除した額の70%相当額を市町村に交付するものでございまして、平成10年度の確定額が3億90万1,000円となりましたので、当初予算計上額4億1,580万円との差額1億1,489万9,000円を、今回、減額いたしております。 平成10年度の当初予算計上に当たりましては、前年度の平成9年度の決算見込額に地方財政計画が示す伸び率を乗じて算出したところでございますが、京都府が徴収した自動車取得税が見込みを下回る結果となりましたことから、本市への交付金につきましても、当初予算に対して減額となったものでございます。 次に、個人市民税の最高税率の引き下げによる対象件数と影響額についての御質問でございますが、今回の最高税率の引き下げによりまして、課税所得が700万円を超える方が対象となるわけでございますが、対象人数は約900人程度。また、その影響額につきましては、約8,600万円程度の減収を見込んでおります。 ○議長(森田範男君) 藤井市民環境部長。     〔市民環境部長 藤井好雄君登壇〕 ◎市民環境部長(藤井好雄君) 続きまして、第52号議案、平成11年度舞鶴市住宅新築資金等貸付事業会計補正予算、さらに第65号議案、京都府住宅新築資金等貸付事業管理組合の設立、さらには、次の第54号議案、平成11年度舞鶴市建設廃材処理事業会計補正予算に係わります質疑にお答えを申し上げます。 まず、第52号議案、住宅新築資金等貸付事業会計補正予算におきます事業収入の減額補正についてでございますが、第65号議案として提出をいたしております京都府住宅新築資金等貸付事業組合が、本年10月に設立が予定されることとなりました。当初、予算編成に当たりましては、管理組合の設立時期がまだ確定をしておりませんでした関係上、1年分の予算を編成をしておりましたが、この10月に設立されることになりましたので、この管理組合設立後は、現在、本市で行っております貸付金の回収事務も組合へ移管することとなりますので、移管後管理組合において回収願うこととなります額を減額するものでございます。 次に、第65号議案に係わりまして、京都府住宅新築資金等貸付事業管理組合の回収すべき貸付金の総額、これはこの管理組合に加入することとなります府下9市26町の貸付金の未償還額の合計額ということでございますが、平成9年度末現在におきまして、4,733件、140億6,178万7,000円で、そのうち、舞鶴市分といたしましては332件、6億671万8,000円でございますが、管理組合設立後移管することとなります額は、平成10年度と平成11年度の9月までにそれぞれこの管理組合に加入いたします市町で回収しました額が、この額から減額になるということでございます。 また、この管理組合の基金設置についてでございますが、解散いたしました京都府住宅資金協議会へ加盟しております市や町が拠出をいたしまして設置しておりました基金を、京都府や関係市町で協議の結果、管理組合の安定した事業運営を図るため、組合の基金として設置することといたしたものでございます。 次に、この管理組合が加入市町から受けいれます負担金の総額でございますが、本年度は、10月移管後の分といたしまして、5,900万円程度が見込まれているところでございます。 なお、次年度以降の負担金でございますが、貸付金の回収や起債の償還の状況、さらには、国・府の補助金の動向によりまして、年ごとに異なってくるものではございますが、12年度以降、当分の間は本年度のおよそ2倍程度が見込まれるのではないかというように思っております。 次に、第54号議案、建設廃材処理事業会計補正予算に係わりまして、跡地の整備等の対応でございますが、現処理場の閉鎖後、覆土や跡地整備等を行いまして地権者に返還することとなりますが、これらの整備等に要します費用は、すべてこの建設廃材処理事業会計で対応することといたしているところでございます。 ○議長(森田範男君) 高田良昭君。     〔高田良昭君 自席から発言〕 ◆(高田良昭君) 49号の関連ですが、平成10年度地方消費税交付金が、当初、舞鶴市民が86億9,000万円程度の5%の消費税を払ったと。それが最終補正では103億1,769万円の消費税を払うと。予想よりもたくさん消費税を、物を買って消費税を払って、その見返りとしてこの交付金が増えたというふうに理解したんですが、そういうことになりますと、11年度にも同じような傾向といいますか、そういうことで推移していくのか。10年度の補正の方向が11年度も出てくるのかどうか、ちょっと分からんと言えば分からんとは思うんですが、どういうふうに理事者はつかんでおられるのかということだけ、ちょっとお聞きしたいと思います。 それから、府貸付事業管理組合の組合の経費なんですけども、今まで基金を出してて、それの利子で運営をして、回収が一定進んできたと。だから、できました組合もいわばそれで、ある程度まえるんではないかという気がするんですが。そうとするならば、交付金あるいは負担金、そういったものをまた新たに負担をすると。その上、基金の利息も組合運営に充てるということについて、ちょっと理解がいかんわけなんです。逆に、負担金やそういったものを出すのは、逆に返してもらわないかんと、基金の拠出金ですね、と思うんですがその点についてはどうなってるんですか。 ○議長(森田範男君) 本田総務部長。     〔総務部長 本田安志君登壇〕 ◎総務部長(本田安志君) 2回目の質問にお答えをいたします。 先ほども申し上げましたように、平成10年度の決算額が10億3,176万9,000円ということから、平成11年度以降につきましても、10億円程度で見込めるのではないかなというふうに考えております。 ○議長(森田範男君) 藤井市民環境部長。     〔市民環境部長 藤井好雄君登壇〕 ◎市民環境部長(藤井好雄君) この10月に設立されます管理組合でございますが、この管理組合で行います事業といたしましては、こういった貸付金の回収事務、さらには、起債の償還事務といったような事項がございます。従前、基金を設置しておりました住宅資金協議会への基金の果実の配分といいますのは、いわゆる起債の借入額と貸付金の利子率との差額の補填という意味合いもございましたので、こういったことも引き続き、そういった事業に充てていくということでございますので、御理解をいただきたいというふうに思います。 ○議長(森田範男君) 以上で、質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております第49号議案から第69号議案まで21件については、お手元に配付いたしております議案付託表のとおり所管の常任委員会に付託いたします。       ------------------------------               議案付託表                           (平成11年6月定例会)◯ 総務文教委員会第49号議案 専決処分の承認を求めることについて        (平成10年度舞鶴市一般会計補正予算(第7号))        第1条…歳入全款、歳出2款・10款        第2条第50号議案 専決処分の承認を求めることについて        (舞鶴市市税条例の一部改正)第51号議案 平成11年度舞鶴市一般会計補正予算(第1号)        第1条…歳入全款、歳出2款・10款        第2条第55号議案 西駅交流センター条例制定について第56号議案 舞鶴市吏員退隠料その他給与金条例臨時特例の一部を改正する条例等の一部を改正する条例制定について第69号議案 委託契約について[戸籍電算化整備事業]◯ 経済消防委員会第49号議案 専決処分の承認を求めることについて        (平成10年度舞鶴市一般会計補正予算(第7号))        第1条…歳出6款・7款・9款第57号議案 舞鶴市非常勤消防団員に係る退職報償金の支給に関する条例の一部を改正する条例制定について第58号議案 舞鶴市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例制定について◯ 民生労働委員会第49号議案 専決処分の承認を求めることについて        (平成10年度舞鶴市一般会計補正予算(第7号))        第1条…歳出3款・4款第51号議案 平成11年度舞鶴市一般会計補正予算(第1号)        第1条…歳出3款第54号議案 平成11年度舞鶴市建設廃材処理事業会計補正予算(第1号)第59号議案 舞鶴市介護認定審査会条例制定について第60号議案 建設廃材処理場条例を廃止する条例制定について第61号議案 舞鶴市特別会計条例の一部を改正する条例制定について        第2条◯ 建設委員会第49号議案 専決処分の承認を求めることについて        (平成10年度舞鶴市一般会計補正予算(第7号))        第1条…歳出8款・13款第51号議案 平成11年度舞鶴市一般会計補正予算(第1号)        第1条…歳出8款・11款第52号議案 平成11年度舞鶴市住宅新築資金等貸付事業会計補正予算(第1号)第53号議案 平成11年度舞鶴市下水道事業会計補正予算(第1号)第61号議案 舞鶴市特別会計条例の一部を改正する条例制定について        第1条第62号議案 舞鶴市市道管理基金条例制定について第63号議案 舞鶴市下水道条例の一部を改正する条例制定について第64号議案 舞鶴市上屋使用料徴収条例を廃止する条例制定について第65号議案 京都府住宅新築資金等貸付事業管理組合の設立について第66号議案 あらたに生じた土地の確認について第67号議案 字の区域の変更について第68号議案 工事請負契約について[市道平瀬崎線(仮称 千歳トンネル)道路改良工事]       ------------------------------ ○議長(森田範男君) お諮りいたします。 本日は、この程度にとどめ、明6月17日から6月24日までの8日間は、委員会審査等のため休会とし、6月25日午前10時30分から本会議を開きたいと思います。 ご異議ありませんか。     (「異議なし」と言う者あり) ○議長(森田範男君) 異議なしと認め、そのように決します。 本日は、これで散会をいたします。 御苦労さんでございました。      午後12時13分 散会       ------------------------------               本日の会議に付した事件1 一般質問1 第49号議案から第69号議案...